ナゲツケサル - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ナゲツケサル [編集]

No.0766 タイプ:かくとう
通常特性:レシーバー(ダブルバトルで倒れた味方の特性を受け継ぐ)
隠れ特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる)
体重  :82.8kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
まけんき格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ナゲツケサル10012090406080490レシーバー/まけんき
タイレーツ65100100706075470カブトアーマー/まけんき
コノヨザル11011580509090535やるき/せいしんりょく/まけんき
Gサンダー90125908590100580まけんき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第七世代出身の単かくとうタイプ。
中速帯の物理アタッカーとしてバランスの取れた種族値配分になっている。
単格闘としては習得技が個性的で、アイアンヘッドやとんぼがえり、タネばくだん、ダストシュートなどを覚える一方、3色パンチやストーンエッジは覚えない。

専用特性レシーバーはダブル専用の特性であり、固有の戦術を狙える。
しかし、味方がひんしにならないと特性の引き継ぎができない性質上、活かすには貴重な味方人員をあえて消耗させる運用が必要となる。
通常通り戦っている間に味方が倒れて強特性を引き継げれば儲けものだが、偶発的で確実性に欠ける。
自滅・自傷を軸に意図的に引き継ぎを行おうとすると、倒れた味方の分も活躍が見込めないとリスク・リターンが釣り合わない。
ただし、第九世代は蘇生技の「さいきのいのり」があるため、負担をある程度軽減することは可能。

もう一方の特性であるまけんきは、シングル・ダブル問わず有用。
現環境で同特性の格闘はタイレーツコノヨザルGサンダー。種族値傾向が似ており、いずれも個性的な専用技を持つ。
タイレーツはダストシュート、コノヨザルはアイアンヘッド、Gサンダーはその両方を覚えない。できればこれらの技を絡めた運用をしていきたい。

第九世代ではけたぐり、くさわけ、ひやみず、バトンタッチを新規習得。

Hに比べBD合計が低いので、努力値252(或いは256)をすべて耐久に回す場合に、Hは188振りまでで留めて残りをBDに振り分けると合計耐久指数が最大になる。
H188B68振りでいじっぱりミミッキュのじゃれつく+かげうちを確定耐え。



特性考察 [編集]

レシーバー
通常特性。ダブルバトルで同時に出ている味方が瀕死になったとき、その特性を引き継ぐ(コピーする)。ナゲツケサルを死に出ししても発動しないので注意。
場に出た時に発動するタイプの特性は、特性を受け継いだタイミングで発動する。
「いかくを受け継いで再発動」「天候系やフィールド系の特性を受け継いで上書き」が汎用性の高い使い方となるか。
引き継げない特性が存在する(主にフォルムチェンジ関連)ので、運用の際は注意。
+  引き継げない特性の一覧

+  引き継ぐ特性と引き継ぎ元の考察(五十音順)
まけんき
隠れ特性。相手に能力ランクを下げられる度に攻撃ランクが2段階上がる。
自分のインファイトや味方の技で能力が下がっても発動しないので注意。
シングルではこちらで確定。ダブルでもいかくに強く、レシーバーによる明確なコンボを狙わない場合はこちらを推奨。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
インファイト120(180)100防御・特防↓タイプ一致技。物理耐久が高めなので能力低下が痛い。
ドレインパンチ75(112)100HP吸収タイプ一致技。高めの物理耐久を活かせるが、威力は控えめ。
かわらわり75(112)100壁破壊タイプ一致技。壁構築への打点を考えるなら。
けたぐり20~120
(30~180)
100-タイプ一致技。威力不安定。最大でもインファイトと同等。
きしかいせい20~200
(30~300)
100タイプ一致技。タスキやみがわりとあわせて。
いわなだれ7590怯み30%対虫・飛行。ダブルでは相手全体攻撃。ストーンエッジは覚えない。
がんせきふうじ6095素早↓100%対虫・飛行。追加効果が優秀。じならし・ローキックも覚える。
じしん100100-対毒。範囲は格闘と被り気味。サーフゴーメタグロスにも。
アイアンヘッド80100怯み30%対フェアリー。スカーフなら怯みも狙える。
タネばくだん80100-対水・地面。4倍狙いでラグラージヌオーに。
くさわけ50100素早↑100%同上。S補強に。
ダストシュート12080毒30%対草、フェアリー。命中不安。
はたきおとす65/97100道具使用不能対エスパー・ゴースト。追加効果が優秀。タマゴ技。
なげつける-100-威力の出るアイテムやでんきだまとあわせて。
とんぼがえり70100自分交代対エスパー。攻撃しつつ撤退。
でんこうせっか40100優先度+1先制技。フェイントより少しだけ威力が高い。
フェイント30100優先度+2先制技。タスキ潰しに。ダブルではまもる解除可。
カウンター-100優先度-5物理耐久を活かして反撃。
はやてがえし65(97)100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100変化技対策。起点化回避に。
みがわり-状態異常技対策や、きしかいせいのHP調整に。
ファストガード-ダブル用。先制技対策だがねこだましと優先度が同じ。
こわいかお100ダブル用。縛りの解除に。
ビルドアップ-AB1段階上昇。ドレインパンチと相性が良い。
バトンタッチ-まけんき・ビルドアップの引継ぎに。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかり霊無効。
テラバースト火傷無効。
テラバースト対炎。
テラバースト対飛行。麻痺無効。
タネばくだん
くさわけ
対水地。粉や胞子対策にも。
テラバースト対竜。多弱点。
インファイト
ドレインパンチ
かわらわり
きしかいせい
タイプ一致補正が1.5から2倍に。
ダストシュート
テラバースト
対妖。毒耐性にも利用できる。
テラバースト
じしん
じならし
対毒やサーフゴーに。
テラバースト耐性が噛み合っていない。
テラバースト対闘毒。多弱点。
とんぼがえり
テラバースト
飛行が一貫する。
いわなだれ
がんせきふうじ
格闘定番のサブウェポン。厄介な飛行の半減にも利用できる。
テラバースト無闘無効。
テラバーストフェアリーが一貫する。
なげつける
はたきおとす
対霊超。いたずらごころ耐性を得る。
アイアンヘッド対妖。弱点を全て半減できる。
テラバースト対竜闘。良耐性。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

まけんき型 [編集]

特性:まけんき
性格:ようき/いじっぱり
努力値:A252 S252orS調整 残りHorD
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/きあいのタスキ/いのちのたま/たつじんのおび/とつげきチョッキ
確定技:インファイト/アイアンヘッド
攻撃技:じしん/いわなだれ/はたきおとす/とんぼがえり/ダストシュート/フェイント
変化技:ちょうはつ/ビルドアップ/ファストガード(ダブル)

スタンダードな物理アタッカー型。
シングル・ダブル共に使えるが、いかくに強い格闘ポケモンはごまんといるので、採用には明確な理由と差別化が必須。
少なくともコノヨザルGサンダーが覚えないアイアンヘッドは確定。

素早さは80と低くなく、スカーフを巻けば最速で145族まで抜ける。
とんぼがえりやアイアンヘッド、いわなだれといったスカーフ運用に適した技も覚える。

シングルではいかく持ちが霊獣ランドロスくらいしかいない上にれいとうパンチが無いので遂行不可。
運良くウインディギャラドスに当たっても確1にするには帯以上のアイテムが必要で、Sの差で抜かれてしまう。
ただし無振りでも物理耐久はそれなりに高い。

物理受け型 [編集]

特性:まけんき
性格:わんぱく
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット
確定技:ドレインパンチ/ビルドアップ
優先技:アイアンヘッド
攻撃技:はたきおとす/とんぼがえり
変化技:ちょうはつ
テラスタイプ:はがね

高めの物理耐久を活かした所謂ビルドレイン戦法。
テラスタイプは耐性をガラリと変えられるはがねが推奨される。

【ダブル】レシーバー型 [編集]

特性:レシーバー
性格:ようき/いじっぱり
努力値:A252 S252orS調整 残りH
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/いのちのたま/たつじんのおび/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
攻撃技:インファイトorドレインパンチ/じしん/いわなだれ/アイアンヘッド/とんぼがえり/フェイント/はたきおとす
変化技:まもる/ファストガード/ちょうはつ

叩き台として作成。ダブル用特性レシーバーを用いて戦う。
こちらは専用特性なので差別化不要。
まけんき型より構築は限られるが能動的に活かせる。
強特性を引き継ぎ自身を強化できるのはもちろん、それを阻止するためにナゲツケサルへの攻撃を強要し、相方を守ることも可能。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ナゲツケサル [編集]

注意すべき点
物理方面に優れたアタッカー。相性補完のサブウェポンも豊富。
ダブルではまけんきいかく等を逆用したり、レシーバーで様々なコンボを仕掛けてきたりとトリッキー。
対策方法
特殊耐久は低めかつ中速なので、ハバタクカミなどの特殊技で弱点を突く。
特性が発動すると強化されるが、元が平凡な単タイプのアタッカーなので大した脅威にはならない。
ダブルではワイドフォースやマジカルシャイン等の全体攻撃技で相方共々倒したい。
いかく以外の物理アタッカー対策(火傷、麻痺、ゴツゴツメットなど)も有効。

外部リンク [編集]


[1] いのちがけ・いやしのねがい・おきみやげ・じばく・だいばくはつ・みかづきのまい・ミストバースト