パチリス [編集]
No.0417 タイプ:でんき 通常特性:にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる) ものひろい(毎ターン終了時に、そのターンに自分以外が消費した道具を拾って自分のものにする) 隠れ特性:ちくでん(受けた電気タイプの技を無効化し、最大HPの1/4を回復する) 体重 :3.9kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
この指電気 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パチリス | 60 | 45 | 70 | 45 | 90 | 95 | 405 | にげあし/ものひろい/ちくでん |
エレブー | 65 | 83 | 57 | 95 | 85 | 105 | 490 | せいでんき/やるき |
95 | 137 | 580 | しんかのきせき無振り換算 |
第四世代の電気ネズミ枠。
合計値こそ非常に低いが、火力を切り捨てた配分のため最低限の耐久力と中の上程度の素早さがある。
ほっぺすりすりやこのゆびとまれなどサポート向きの優秀な補助技を数多く習得し、いかりのまえばでダメージも稼げる。
相手を削り切る手段に乏しくシングルでは微妙な性能だが、役割分担が可能なダブルバトルではサポート枠として一定の評価を得ている。
藍の円盤で復帰したエレキブル系統がXD以来に遺伝技としてこのゆびとまれを習得し、サポーター枠のライバルとなった。
しんかのきせきが適用されるエレブーには単純なステータスで水を開けられているが、ちくでんの有無などで住み分けはされている。
依然として仮想敵とする構築次第では独自の採用価値を見出だすことが可能。
第九世代ではかいでんぱ、アンコール、がむしゃら。藍の円盤でエレキネットも再習得。
フィールド・天候の始動役が前作よりも減少したため、にほんばれ、エレキフィールドも役立つ場合はあるか。
失った技で採用圏内だったのはりんしょう、どくどく程度で、全体としてはなかなかに強化傾向。
引き続きダブルを主戦場として、サポーターとしての採用が主となる。
特性考察 [編集]
- ものひろい
- 持ち物を持っていない時、他のポケモンが消費した持ち物を拾ってくる。
ダブルでは味方が消費した持ち物を拾いコンボを狙えはするが、相手も道具を消費すると妨害される。
選択肢には入るがちくでんの方が明確な役割を果たしやすいため、優先度は低め。
- ちくでん
- 隠れ特性。でんきタイプの技を無効化、HPを回復する。ひらいしんのように引き寄せる効果は無い。
シンプルに耐性が増え、素の耐久も然程高くないのもあって相性がよく、特に理由が無ければこれで安定。
ダブルでは技を引き寄せない分、味方のでんき技を問題無く併用できるのも強み。
かたやぶりには貫通されるが、現状ではでんき技と両立できるのがルチャブルとテラバースト程度で、あまり意識する必要は無い。
トレースされるとボルトチェンジやほっぺすりすりが決まらなくなるので注意。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
かみなり | 電 | 110(165) | 70 | 麻痺30% | タイプ一致技。雨とあわせて。 | |
10まんボルト | 電 | 90(135) | 100 | 麻痺10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
ほうでん | 電 | 80(120) | 100 | 麻痺30% | タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺撒き。ダブルでは周囲全体攻撃。 | |
ボルトチェンジ | 電 | 70(105) | 100 | 自分交代 | タイプ一致技。攻撃しつつ撤退可能。無効化されると交代できない。 | |
エレキネット | 電 | 55(82) | 95 | 素早↓100% | タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。 | |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | - | 対地面。威力不安定。ガブリアスには等倍。 | |
みわくのボイス | 妖 | 80 | 100 | 同一ターン内に 能力上昇した 相手を混乱 | 対竜。起点化を狙う相手への牽制に。みがわり貫通。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ほっぺすりすり | 電 | 20(30) | 100 | 麻痺100% | タイプ一致技。タスキ潰しと麻痺撒きを兼ねる妨害技。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 自分交代 | 攻撃しつつ撤退可能。無効化されないが低威力・接触技。 | |
でんこうせっか | 無 | 40 | 100 | 優先度+1 | 先制技。タスキ潰しやがむしゃらと組み合わせて。 | |
どろぼう | 悪 | 60 | 100 | 道具奪取 | 相手の持ち物次第では有用。ほしがると違い無効化されない。 | |
いかりのまえば | 無 | - | 90 | 相手HP半減 | 優秀な削り技。交代読みで撃ちやすいがゴーストには無効。 | |
がむしゃら | 無 | - | 100 | - | 削り技。タスキやでんこうせっかと組み合わせて。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
でんじは | 電 | 90 | 妨害技。ほっぺすりすりと違い、ふいうちやゴツゴツメットに強い。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。味方の特防を強化。リフレクターは覚えない。 | |||
あまえる | 妖 | 100 | 相手の攻撃を弱化。呼ぶ物理アタッカー対策。 | |||
かいでんぱ | 電 | 100 | 相手の特攻を弱化。 | |||
うそなき | 悪 | 100 | 相手の特防を弱化。後続やダブルの相方の火力補強に。 | |||
おだてる | 悪 | 100 | 妨害技。ローリスクローリターン。 | |||
このゆびとまれ | 無 | - | ダブル用。パチリスの採用理由。ちくでんとあわせて。 | |||
アンコール | 無 | 100 | ちくでんなら電気技を縛って起点にできる。 |
テラスタル考察 [編集]
型考察 [編集]
サポート基本型 [編集]
特性:ちくでん
性格:おだやか/おくびょう
努力値:H252 DorS252
持ち物:きあいのタスキ/ひかりのねんど/オボンのみ/シュカのみ/ふうせん/とつげきチョッキ
確定技:ほっぺすりすり/いかりのまえば
攻撃技:10まんボルト/くさむすび/とんぼがえり(推奨)orボルトチェンジ
変化技:ひかりのかべ/みがわり/かいでんぱ
特殊耐久と素早さ、ちくでんを活かしたサポート型。
ちょうはつを受けずに麻痺を入れられるほっぺすりすりが優秀。
麻痺させた後はとんぼがえりで様子をうかがいつつ後続に繋ぐか、いかりのまえばで体力を削る。
ちくでんにより電気は流せるが、地面を呼びやすいので注意。
性格や努力値は大抵の特殊技を耐えるようになる特防系か、先制で壁を張るチャンスが増える素早さ系。
H振りのみだとイーユイのオーバーヒートでぴったり確1。ラティオスのメガネりゅうせいぐんも耐えない。
ほっぺすりすりといかりのまえば、とんぼがえりしか使わないと割り切るなら、とつげきチョッキも持ち物候補に入る。
耐久指数は39078と高くなるが、回復はちくでん頼み。
【ダブル】サポート型 [編集]
性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:H252 BorDorS252
持ち物:きあいのタスキ/ひかりのねんど/オボンのみ/シュカのみ/ふうせん
確定技:このゆびとまれ/ほっぺすりすり
優先技:いかりのまえば
攻撃技:とんぼがえりorボルトチェンジ/エレキネット/がむしゃら
変化技:まもる/てだすけ/ひかりのかべ/おだてるorてんしのキッス/かいでんぱ/うそなき
現環境の電気タイプとしては希少なこのゆびとまれの使い手(ほかにはエレキブル系統のみ)。ほかの習得者とは耐性の違いで全く異なる動きができる。
飛行タイプと組ませれば、じしんを牽制しつつ電気技を誘ってこのゆびとまれ+ちくでんで吸収することも可能。ギャラドスなら地面に強く、いかくで耐久も補える。
この手のポケモンはちょうはつで無力化されてしまうものが多いが、パチリスはいかりのまえばとほっぺすりすりで対抗できる。
耐久面はB特化で霊獣ランドロスのじしん、D特化でコータスの晴れメガネふんかを共にダブル補正込みで確定耐え。
対パチリス [編集]
- 注意すべき点
- 特性ちくでんにより電気を流しつつ、後続をいかりのまえばやほっぺすりすりで妨害してくる。
有利対面を作ってもとんぼがえりで撤退されてしまう。これらの技はちょうはつでは阻止できない。
ダブルではこのゆびとまれを使い、相方を守る。安易に電気技を撃つと吸収される。
- 対策方法
- 電気無効の地面タイプで上から叩く。ガブリアスがいれば楽。
じしんは全体攻撃技なので、このゆびとまれの影響を受けずに相方もろとも攻撃できる。
ほっぺすりすりはおんみつマント、いかりのまえばはゴーストテラスでも対策可能。